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椅子と人との関係(3)・・・座ったときのからだの仕組み

ずっと立っているのは大変なので、座って休むことになります。
背もたれのない台に座って、全身の力を抜いてみましょう。
下半身は楽になって、休まります。
ただ、上半身には、あまりいいことはありません。


あごが前に突き出されて、猫背になって、
背中が押し潰されたような姿勢になりませんか?


この状態を解説してみましょう。(図参照)
まず、背もたれのない台に座って力を抜くと、骨盤が後ろの方に倒れます。
そのまま背骨も後ろにあると、脳の重みで体は後ろに倒れてしまいます。
体が倒れてしまわないように、背骨を前に倒して、
前後のバランスを保っているという状態です。
















立ったときには、背骨の2つのカーブで、
からだのバランスをとっていたのですが、
台に座ったときは、背骨のカーブが維持できなくなってしまいます。


内臓が圧迫されて、呼吸は浅くなって、少しすると腰も痛くなってきます。
背もたれのない台で、このような姿勢を長時間取ることは出来ません。


そこで、考え出されたのが、背もたれです。
英語では、『バックレスト』、つまり、背中を休めるという意味です。


背もたれを使うことで、骨盤が後ろに倒れるのを防止します。
骨盤が後ろに倒れなければ、背骨の2つのカーブは維持されて、
重い頭を省エネで支えることができます。
呼吸も楽にできます。
そして、「背中を休める」ことができるわけです。



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